個所付け 鳩山首相が陳謝 国交相らの処分検討(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相は1日、公共事業実施場所(個所付け)の情報を国土交通省が民主党だけに通知した問題に関する衆院予算委員会の集中審議で、「本来なら直接国交省から自治体に伝わるべき情報が、党から伝わったことは遺憾」と陳謝した。一方で、平野博文官房長官が記者会見で「与党に出すんだったら、野党にも出せとは一概に言えない」と開き直るなど、閣僚から問題視する答弁はなく、民主党政権が掲げた「予算編成過程の透明化」は看板倒れになりつつある。

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 首相は審議で「国交省に処分を行わねばならない」と述べた。さらに、首相官邸で記者団に「本来、国交省から自治体に直接届けねばならない情報が、党から伝わり想定外の混乱が起きた。最高責任者は前原誠司国交相だ」とし、前原氏を処分する考えを示した。

 ただ、平野氏は集中審議で「情報は昨年11月に公表済みの情報からおおむね類推でき、近く自治体に説明予定だった」として、守秘義務を定めた大臣規範などに抵触する秘密漏えいにはあたらないと説明しており、どのような処分となるかは不明だ。

 個所付けは1月28日夜、国交省の三日月大造政務官が民主党の阿久津幸彦副幹事長に伝え、阿久津氏が翌日、各都道府県連の代表者に個別に通知した。その後、県連関係者らが自治体に情報を知らせたため、野党が「情報が欲しければ票をよこせ、との露骨な利益誘導だ」と反発していた。

 首相は1日の答弁で「もっと全国的に情報をオープンにしたい。すべての政党に公平公正に通知するかこれから決めるが、利益誘導という話は絶滅したい」と述べ、前原氏も「来年からは計画を11月に示し、事業評価とそれに基づく仮配分を示して国会で議論してもらいたい」と意欲を示した。

 ただ、前原、平野両氏には民主党だけに通知したことへの問題意識は薄く、前原氏は「党から自治体に漏れて利益誘導に見えたら遺憾。(来年以降は)党から漏れた、ということがないようにしたい」と漏えい対策にのみ言及。平野氏も記者会見で「(野党に出すかは)国交省政務三役の政治的判断はあるんだろう」と述べた。

 「国会審議の前に仮配分を出すのは、予算の透明性を高める意義がある」(公明党の石井啓一衆院議員)ことだが、自民党委員が「秘密漏えい問題」と位置づけて追及したため、予算編成プロセスの透明化に向けた具体策についての議論は深まらなかった。

 一方、昨年11月の事業計画と比較し、仮配分では民主党県連からの要望場所で予算が増えたとの指摘に対し、前原氏は「(国から地方に交付する)直轄事業負担金の廃止を前提としていたが、制度を一部残すことになり600億円浮いたため振り分けた。来年度からそういうことはない」と釈明した。【田中成之、野原大輔】

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女性の更年期の悩み 増える内臓脂肪 メタボに注意(産経新聞)

 ■動脈硬化や糖尿の恐れ 食事は腹七分目心がけ

 閉経を機に増える女性のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。日本人の場合、欧米のようなBMI(肥満度)30以上の超肥満は少ないとはいえ、遺伝子的にわずかな肥満でも糖尿病になる人が多く、油断は禁物だ。健康維持だけでなく、見た目の美しさを保つためにも更年期の体の変化を理解し、食事や運動など生活習慣を見直すことが大切だ。(平沢裕子)

 ◆太りやすい時期

 「体重は変わらないのに、おなか周りに肉がついてきたような気がする」。更年期になってこんな思いをしている女性も多いのではないだろうか。

 東京医科歯科大学医学部附属病院周産・女性診療科の寺内公一助教は「閉経後の女性は体重はそれほど増えないのに、体脂肪がかなり増えることが分かっている。しかも脂肪の多くは内臓脂肪としておなかにつく」と指摘する。

 更年期は、思春期、出産と並んで女性にとって太りやすい時期。その一番の原因は女性ホルモン(エストロゲン)の減少にある。エストロゲンは、体の中でコレステロールを低く保ち、内臓脂肪をつけにくくする働きをしており、女性を心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などの心血管疾患から守っている。

 更年期にはこの大事なホルモンが急激に減り、閉経を過ぎるとほとんどなくなってしまう。このため、それまでと同じ食生活で運動量も変わらなければ、どうしてもおなか周りに脂肪がたまってくることになる。

 「更年期以降の女性に多いのが、『くびれを元に戻したい』という要望」と話すのは、ダイエット外来で太らない食べ方などの指導をしている順天堂大学大学院医学研究科の白沢卓二教授(加齢制御医学)。自由診療で行っている同外来を訪れる女性には、BMI23と、数値的に問題ない人もいるという。それでも、「日本人の場合、体重が適正の範囲内でも体脂肪率が高い『隠れ肥満』や『隠れ糖尿病』が少なくない。女性の場合、更年期の50歳ごろから太り始めた人は動脈硬化や糖尿病となる危険性が高いので、今すぐ手を打つ必要がある」と白沢教授。

 ◆最初に野菜を食べる

 更年期に太りやすくなるのは、筋肉量や基礎代謝が減ることも関係している。基礎代謝は、呼吸や体温を調節するのに消費するエネルギー量。若いときはだまっていても消費されるエネルギーが、年をとると使い切れず残ってしまうため、若いときと同じように食べているとエネルギーのとりすぎとなってしまう。

 太らないためには、食事の量・カロリーをコントロールするとともに、栄養成分を偏らないようにすること。食事全体のうち、タンパク質20%未満、脂肪20〜25%未満、炭水化物50〜70%未満のバランスであれば問題ない。また、肥満からくる糖尿病を防ぐために、血糖値を急激に上げないよう食事のとり方を工夫する必要がある。

 白沢教授は「食事のときはまず最初に野菜を食べ、ご飯やパンなど炭水化物は最後にするというように食べる順番も大事。また、やせたいからと食事を抜く人がいるが、欠食は逆に肥満の原因になる。健康長寿のためにも、1日3食、腹七分目を心がけてほしい」と話している。

 【白沢卓二教授が提唱する元気に生きるための食生活の基本ルール10カ条】

(1)食事を抜かない

(2)腹八分目でなく「腹七分目」

(3)ご飯やパンは食事の最後に

(4)朝食に「ネバネバ・メニュー」を

(5)薬の働きが期待できる野菜を

(6)魚はサケやサバ、イワシを中心に

(7)肉と魚は1日おきに

(8)油は高くても良質なものを

(9)乳製品を毎日とる

(10)香辛料やハーブを活用し減塩

 (白沢教授著『50歳すぎたら絶対にやせなさい!』より抜粋)

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 自民党の石破茂政調会長=衆院鳥取1区=は24日の会見で、民主党の石井一選挙対策委員長が「鳥取県とか島根県は日本のチベットのようなもの」と発言したことに対し、「日本海側の人間は、かつて『裏日本』といわれ、悔しい、悲しい思いをしてきた。そういう人たちの気持ちをまったく考えない発言で、断じて容認しがたい」と批判した。

 また、「チベットに対してどういう認識を持っているのか」と述べた上で、「地域に対して上から見下ろしたような思いがある。そういう人が選挙を仕切っているのが、民主党の選挙のやり方だ」と指摘した。

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 25日午後3時25分ごろ、大津市国分1、無職、杉山進さん(72)方から出火、木造2階建て延べ約100平方メートルを全焼、隣家の一部を焼いた。

 偶然通りかかった市立北大路中3年生の4人が2階の窓から黒煙が出ているのに気付き、森健太朗さん(14)と山本昂佑(こうすけ)さん(15)が1階にいた杉山さんの孫の姉妹2人(8歳と5歳)を救出。さらに隣家で仮眠中だった女性(83)にも大声で火事を知らせ、屋外に避難させた。女子生徒2人は携帯電話で119番通報した。

 大津署などによると、杉山さん方は7人暮らし。出火当時、姉妹2人が留守番をしていたが火事には気付いていなかったという。4人はクラスメートで、森さんは「外に連れ出すと、2人とも泣き出した。大したことはしていないけど、助けられて本当によかった」とうれしそうだった。大津市消防局は「4人がいなければどうなっていたことか」と話している。【後藤直義、前本麻有】

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